新着記事 代理権の濫用とは?わかりやすく解説! XがYに甲土地売却についての代理権を付与し、YがXの代理人としてZに甲土地を売却した場合、民法99条1項により、XとZ間で売買契約が成立します。これがいわゆる代理です。 ・民法99条1項 「代理人がその権限内において本人のためにすることを示... 2022.10.23 新着記事
新着記事 民法97条(意思表示の効力発生時期)について 民法97条は、意思表示の効力発生時期について定めています。 *意思表示の解説はこちら 意思表示は、相手方に到達した時からその効力を生じます。したがって、解除(民法541条)等の効力を生じさせるためには、解除の意思表示をしただけでなく、そ... 2022.10.16 新着記事
新着記事 【判例解説】会話の無断録音の適法性と証拠能力②:最決平成12年7月12日 Point 1.会話を無断録音したテープの証拠能力が認められた事例 1.判旨と解説 本件では、被告人から詐欺被害を受けたと考えた者が、その証拠とするために、被告人との会話を無断で録音し、その録音テープが被告人の刑事裁判で提出さ... 2022.10.15 新着記事
新着記事 【判例解説】会話の無断録音の適法性と証拠能力①(証拠):最決昭和56年11月20日 Point 1.会話を無断録音したテープの証拠能力が認められた事例 1.判旨と解説 捜査機関が違法に証拠を収集した場合、当該証拠の証拠能力が否定されることがあります。 *捜査についての解説はこちら *証拠能力の解説は... 2022.10.15 新着記事
新着記事 【判例解説】訴訟能力の意義(公判):最決平成7年2月28日 Point 1.心神喪失の状態とは、訴訟能力、すなわち、被告人としての重要な利害を弁別し、それに従って相当な防御をすることのできる能力を欠く状態をいう (関連条文) ・刑事訴訟法314条1項 「被告人が心神喪失の状態に在るときは、... 2022.10.13 新着記事
新着記事 【判例解説】訴訟能力回復の見込みがない場合の措置(公判):最判平成28年12月19日 Point 1.被告人に訴訟能力がないために公判手続が停止された後,訴訟能力の回復の見込みがなく公判手続の再開の可能性がないと判断される場合,裁判所は,刑訴法338条4号に準じて,判決で公訴を棄却することができる 1.事案の概要 ... 2022.10.13 新着記事
新着記事 刑事訴訟法における訴訟能力とは?わかりやすく解説! 刑事訴訟法314条1項は、被告人が心神喪失の状態にあるときは公判手続きを停止すると定めています。 ・刑事訴訟法314条1項 「被告人が心神喪失の状態に在るときは、検察官及び弁護人の意見を聴き、決定で、その状態の続いている間公判手続を停... 2022.10.13 新着記事
新着記事 【判例解説】電子メールを示して行った尋問と証拠能力(証拠):最決平成25年2月26日 Point 1.電子メールを利用して尋問したことから、電子メール全体に証拠能力を認め、事実認定を行った原審を違法とした事例 1.事案の概要 被告人は、詐欺罪などで起訴されました。 第1審第10回公判期日において被告人質... 2022.10.05 新着記事
新着記事 【判例解説】違法収集証拠排除法則③(証拠):最判平成15年2月14日 Point 1.違法収集証拠排除法則が適用され、証拠能力が否定された事案 1.事案の概要 被告人に対して、窃盗の被疑事実による逮捕状(以下、本件逮捕状)が発付されていました。3名の警察官は、被告人の動向を視察し、その身柄を確保... 2022.10.03 新着記事
新着記事 【判例解説】詳細な供述調書と実質的相反性(証拠):最決昭和32年9月30日 Point 1.公判における供述より供述調書の方が詳細な場合も、刑事訴訟法321条1項2号の要件に該当する。 (関連条文) ・320条1項 「第三百二十一条乃至第三百二十八条に規定する場合を除いては、公判期日における供述に代えて書... 2022.09.25 新着記事
新着記事 【判例解説】証人尋問後に作成された供述調書と321条1項2号(証拠):最決昭和58年6月30日 Point 1.証人尋問後に作成された供述調書も、321条1項2号により証拠能力が肯定されうる。 (関連条文) ・刑事訴訟法320条1項 「第321条乃至第328条に規定する場合を除いては、公判期日における供述に代えて書面を証拠... 2022.09.25 新着記事
新着記事 【判例解説】被害再現写真を示して行った証人尋問(証拠):最決平成23年9月14日 Point 1.被害再現写真の内容を引用して行った証言について、証拠能力を認めた事案 1.事案の概要 被告人は、電車内で痴漢をしたとして、強制わいせつ罪で起訴されました。 第3回公判期日において被害者の証人尋問が行われ... 2022.09.13 新着記事
新着記事 【判例解説】被害・犯行再現状況等を記載した調書の証拠能力(証拠):最決平成17年9月27日 Point 1.被害・犯行再現状況等を記載した調書が、321条1項3号等の要件を充足した場合に証拠能力が認められるとされた事例。 1.事案の概要 本件で被告人は、いわゆる痴漢事件で起訴されました。その証拠として、①立証趣旨を... 2022.09.13 新着記事
新着記事 【判例解説】私人作成の鑑定書の証拠能力(証拠):最決平成20年8月27日 Point 1.私人作成の鑑定証拠が、刑事訴訟法321条4項により証拠能力が認められるとされた事例。 (関連条文) ・刑事訴訟法321条3項 「検察官、検察事務官又は司法警察職員の検証の結果を記載した書面は、その供述者が公判期日に... 2022.09.12 新着記事
新着記事 【判例解説】実況見分調書の証拠能力と立会人の指示説明(証拠):最判昭和36年5月26日 Point 1.実況見分調書は、刑事訴訟法321条3項の書面に含まれる 2.実況見分調書に、立会人の指示説明として被疑者等の供述が記載されていても、右供述をした立会人の署名押印を必要としない (関連条文) ・刑事訴訟法320条1... 2022.09.12 新着記事
新着記事 【判例解説】刑事訴訟法321条1項2号の供述不能(証拠):最大判昭和27年4月9日 Point 1.刑事訴訟法321条1項2号の供述不能事由は例示列挙 (関連条文) ・刑事訴訟法320条1項 「第321条乃至第328条に規定する場合を除いては、公判期日における供述に代えて書面を証拠とし、又は公判期日外における他の... 2022.09.08 新着記事
新着記事 【判例解説】伝聞証言に対する異議と同意-高輪グリーンマンション殺人事件(証拠):最決昭和59年2月29日 Point 1.伝聞ないし再伝聞証言について、異議の申立てがされることなく当該証人に対する尋問が終了した場合には、直ちに異議の申立てができないなどの特段の事情がない限り、黙示の同意があつたものとしてその証拠能力を認めるとした判例 ... 2022.09.08 新着記事
新着記事 【判例解説】伝聞供述の証拠能力(証拠):大阪地判平成23年9月28日 Point 1.刑事訴訟法324条2項の準用する321条1項3号の要件を充足するとされた事案 第1 生命保険契約の説明をしてほしいと言って生命保険会社の女性営業社員を自宅に来させた上,睡眠薬を飲ませて,その影響で抗拒不能の状態にさせ... 2022.09.08 新着記事
新着記事 【判例解説】職務に関する行為②(刑法各論):最決平成18年1月23日 Point 1.教育指導する医師を関連病院に派遣することが、職務に密接な関係のある行為にあたるとされた事案 1.事案の概要 公務員であるAは、奈良県立医科大学の教授で、かつ、同大学附属病院救急科部長でした。Aは、救急科等に属す... 2022.08.17 新着記事
新着記事 【判例解説】職務に関する行為①(刑法各論):最決平成17年3月11日 Point 1. 一般的職務権限に属するが、具体的職務権限に属さない行為に関して賄賂を収受した場合に収賄罪が成立するとした事例 (関連条文) ・刑法197条1項前段 「公務員が、その職務に関し、賄賂を収受し、又はその要求若しくは約... 2022.08.15 新着記事