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捜索・差押えとは?わかりやすく解説!

捜索・差押えとは?わかりやすく解説! 捜査機関における証拠の収集方法として、最も重要といってよいのが捜索・差押えです。この記事では、捜索・差押えについて、その要件は論点について、解説します。 1.捜索・差押えとは? 捜索とは、一定の場所や物...
コラム

【コラム】残業代が一部出ない・・・。これって適法?違法?

【コラム】残業代が一部出ない・・・。これって適法?違法?  企業によっては、残業が多いところがあります。そして、残業代の計算のため、書面等により残業時間を申請し、これに対応して残業代が支払われるといった運用を行っていることがあります。もっと...
色々な法律

決闘罪に関する件とは

決闘罪は、明治22年法律第34号(決闘罪に関する件)において定められた犯罪です。同法は、現在でも効力を有しており、実際、近年においても同法違反で処罰された例も存在します。  決闘罪は、決闘を申し込んだ場合又は決闘に応じた場合(1条)、及び、...
色々な法律

トラ退治法(酒によって公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律)とは

酩酊防止法、酔っぱらい防止法、トラ退治法とも呼ばれる同法は、酩酊者の行為が個人や社会に影響を与える害悪を防止するための法律です(1条)。同法は、主に、警察官が酩酊者に対して取ることができる措置や、酩酊者の行為に対する罰則を定めています。 同...
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【判例解説】防衛行為の一体性と過剰防衛②(総論):最決平成21年2月24日

【判例解説】防衛行為の一体性と過剰防衛②(総論):最決平成21年2月24日 Point 1.正当防衛が成立する第一暴行と、正当防衛が成立しない第二暴行との間には一体性があるので、両暴行を全体的に考察して判断すべきとしてた事案 2.第一暴行と...
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【判例解説】防衛行為の一体性と過剰防衛➀(総論):最決平成20年6月25日

【判例解説】防衛行為の一体性と過剰防衛➀(総論):最決平成20年6月25日 Point 1.正当防衛が成立する第一暴行と、正当防衛が成立しない第二暴行との間には断絶があるので、両暴行を全体的に考察して判断するのは妥当ではないとして、第二暴行...
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【判例解説】急迫不正の侵害と36条の趣旨(総論):最決平成29年4月26日

【判例解説】急迫不正の侵害と36条の趣旨(総論):最決平成29年4月26日 Point 1.侵害の急迫性の判断は、刑法36条の趣旨に照らし許容されるものか否かといった観点から決せられる。 1.事案の概要  被告人は、知人である甲から、平成2...
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行為無価値論と結果無価値論とは?わかりやすく解説!

行為無価値論と結果無価値論とは?わかりやすく解説!  刑法を学ぶ上で、行為無価値論、結果無価値論の理解は避けて通れません。とっつきにくいと感じる用語ですが、実際はなんてことはない刑法上の概念の1つです。以下で解説します。 1.行為無価値とは...
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【判例解説】被害者の同意(総論):最決昭和55年11月13日

【判例解説】被害者の同意(総論):最決昭和55年11月13日 Point 1.被害者の同意による違法性阻却は、単に承諾が存在するという事実だけでなく、右承諾を得た動機、目的、身体傷害の手段、方法、損傷の部位、程度など諸般の事情を照らし合わせ...
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【判例解説】因果関係➂-トランク事件(総論):最決平成18年3月27日

Point 1.実行行為と結果との間に、第三者の甚だしい過失による行為があっても、因果関係は否定されないとされた事案 1.事案の概要   平成16年3月6日の午前3時40分ごろ、被告人は、他2名と共謀のうえ、普通乗用車のトランク内に被害者を...
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【判例解説】民法110条と事実行為の権限(総則):最判昭和35年2月19日 

Point  1.民法110条を適用するには、法律行為をなす権限が必要で、事実行為の権限では足りない。    (関連条文)   ・民法110条 「前条第一項本文の規定は、代理人がその権限外の行為をした場合において、第三者が代理人の権限がある...
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【判例解説】民法110条の正当な理由①(民法総則):最判昭和35年10月18日 

Point  1.本人が他人に対し自己の実印を交付し、これを使用して或る行為をなすべき権限を与えた場合に、その他人が代理人として権限外の行為をしたとき、取引の相手方である第三者は、特別の事情のない限り、実印を託された代理人にその取引をする代...
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【判例解説】民法110条の正当な理由➁:最判昭和44年6月24日 

Point  1.本人に代理人の代理権について容易に確かめることができた状況下で、代理人の説明を信じただけでは、民法110条の正当な理由があったとは言えない    1.事案の概要    Aは、Yから家屋を借りていました。Aは、その家屋の賃借...
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【判例解説】白紙委任状と民法109条1項の代理権授与表示①(民法総則):最判昭和39年5月23日 

Point  1.本人から登記書類の交付を受けた者がさらにこれを第三者に交付し、その者が代理人として契約を締結した場合、常に民法109条1項の要件を充足することとはならない    1.事案の概要    Xは、Aからの12万円の借入に際し、本...
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【判例解説】白紙委任状と民法109条1項の代理権授与表示➁(民法総則):最判昭和42年11月10日 

Point  1.白紙委任状を交付された者が、更にこれを交付し、交付を受けた者が代理行為をした場合に、民法109条1項の表見代理が成立するとされた事案。    1.事案の概要    Aは、Bから融資を受けるために、Xに保証人となってくれるよ...
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表見代理とは?わかりやすく解説! 

XがAに代理権を与え、Aが代理人として、権限の範囲内でYと契約を結んだ場合、契約の効力はXY間で生じます。この仕組みを代理といいます(民法99条1項)。 ・99条1項 「代理人がその権限内において本人のためにすることを示してした意思表示は、...
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【判例解説】無権代理人の責任と表見代理(民法総則):最判昭和62年7月7日 

Point  無権代理人の責任の要件と表見代理の要件がともに存在する場合においても、表見代理の主張をすると否とは相手方の自由  無権代理人が表見代理の成立要件を主張立証して自己の責任を免れることはできない    (関連条文)   ・民法10...
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無権代理人の責任とは?わかりやすく解説! 

ある者が他人の代理人として契約を締結する場合、その前提として、代理人に代理権があるのが通常です。しかし、場合によっては、その者に代理権がなかったり、代理行為が代理権の範囲を超えたりした結果、結cんだ契約の効力が本人に及ばないことがあります。...
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【判例解説】代理権の消滅と特約(民法総則):最判平成4年9月22日 

Point  1.死後も委任契約が存続する旨の契約は有効    1.事案の概要  入院中のAは、預金通帳、印章、現金をXに交付しました。そして、A自らの入院費用、死後の葬式費用、入院中に世話になった者への謝礼金の支払等を依頼する契約を、Xと...
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代理とは?わかりやすく解説! 

代理とは、本人に代わり代理人が第三者に対して意思表示をする、又は第三者から意思表示を受けることで、法律効果を本人に帰属させる制度です(民99条1項。代理権を授与した者を本人といいます。)。 ・民法99条1項 「代理人がその権限内において本人...